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アロマフレスカ(麻布十番・イタリアン)

アロマフレスカ

★★★★★★★★★★/9/9

¥¥¥¥¥□ 【高級店】

CP:31.7点


「揺るぎない洗練」‥‥‥ZAGAT 2010の編集者たちは、よほどこの表現を気に入ってくれたらしく、毎年懲りずに調査員としてサーベイに参加しているボクに、本誌への掲載という最高のご褒美をくれたのだった。

実はこの表現は、『アロマフレスカ』で食事をした際、別段ひねり出すこともなく身体の内から自然に湧き出してきたもので、嘘偽りのない感情の発露として、個人的にもとても気に入っている。
そんな表現が採用されたのだから、喜びもひとしお。

ということで、今回のポストは、店を訪れた直後に友人のH嬢&Y嬢へ宛てたメールの内容をそのまま掲載するスタイルとしてみたい。自分でいうのもナンだが、訪問直後だけに筆が走っている気がするし(少し前のメールです)。

------- Forwarded Message(メール本文)
「揺るぎない洗練」‥‥‥一言でいえば、そんな印象でした(^^)v

約3ヶ月毎に変わるという、「季節のメニュー」はこんな感じ。

<季節のメニュー>(店のメニューに載っていた本当の料理名ではない)
 ・小さな小さな穴子のロティ キャビアをのせて
 ・ウチワエビのカルパッチョ シークワサー風味
 ・鮎のフライ? 赤ワインソース
 ・ポルチーニ茸とアワビの冷たいスープ
 ・魚介のリゾット(スカンピ・イカ・タコ・つぶ貝・はまぐり・アサリ・小柱)
 ・ホロホロ鳥のラグーの自家製ガルガネッリ
 ・パッションフルーツのソルベ
 ・マナガツオの片面ソテー たでのソース
 ・仔山羊のココット焼き トウモロコシのココット焼きを添えて
 ・デザート(4種類の中から)
 ・Tea or Coffee(15種類?の中から)
 ・チョコレート
 ・焼き菓子

アミューズの本当に小さな穴子の旨さに驚いて、ディナーは始まった。

際立った香り(だから Aroma-fresca?; fresh aroma)、味わいの緩急、そのバランス、提供温度の熱/冷‥‥‥すべてに揺るぎがなかったです(^^)v

特に前菜系が素晴らしい。

瞠目すべきは、「鮎のフライ? 赤ワインソース」。
運ばれてきた皿を見て、思わず笑ってしまった(^^)
小振りの鮎が丸のまま真っ直ぐにフライ(フリットとは違う)になっていて、口が半開き。なんか「赤いプールに浮かぶ子鮎」のようで、何とも可愛いらしい。
けど、その可愛さからは想像できないような味と香りにビックリ!!

口に入れてみて、湯気が立ち上ってるわけでもないのに、まあ、その熱いことといったら!
揚げて皿に盛りつけて、それこそ秒単位の早業でサーブされてるんだと想像できます。
噛んでまたビックリ!! 骨まで柔らか~、奥深~い。
酸味の利いた赤ワインソースにつけて、その完璧なバランスにシアワセ~(^o^)/

一度聞いたけど覚えられず、食べ終えた後にもう一度、その調理法を訊いてみるに、
「スモークした鮎を、低温の油で3-4時間かけてコンフィにしたものに、パン粉 で衣をつけて油で揚げた料理」だそうな。
気の遠くなるような手間と調理時間の末に提供される皿は、あくまでもシンプルな見た目ながら、その外見とは裏腹のまったくもって奥深いものでした。

一品ずつの感想を書いてもいいけど、ちょっと時間がないのでそれは次の機会にするとして、どの料理も、今でもその味を思い出せる、何を食べたか・何が出たかがちゃんと思い出せる・書き表せる、ということからもその完成度の揺るぎなさが判ろうかというもの。

加えて、皿数が多いこともあるけど、一皿の料理がちゃんと料理として成立するために必要な量を満たしていて(料理って、少なすぎると味が分からん)、それが結果的には、最後の山羊を不覚にも残してしまうほどの満腹感をもたらしてくれるのでした。
量の点でも、まったく揺るぎがないっ!!

ただですね、最後の山羊だけがちょっと不満。
前菜であれだけ盛り上がってるのだからと、その延長線で期待していると、ちょっと肩すかしを喰らう感じ。
北海道産の仔山羊は、大いに迷った最初のメニュー選びの際に「羊よりも臭みはない」と言っていたとおり、臭み自体はないんだけど、かなりレアなのと、とても筋肉質で歯ごたえタップリのため、「もうダメ」っていう 100% の腹には
入りづらかった。
加えて、ソースがそれまでの赤ワインやたでのソースに比べて、何となく甘ったるくて焦点がきていない感じで。
炭火焼きをやりたくて「アロマクラシコ」を出店したくらいだから、肉のスペシャリストは、そっちに移ってるのかもなんてふうにも、ちょっと勘ぐってしまった。

料理全体を俯瞰的に評せば、肉よりもとにかく魚貝系が素晴らしい印象。
原田シェフは、魚貝がお得意なのかな?

店内はあくまでもシンプルでモダン。
一級のリストランテとしては、天井が低いこと・トイレが狭いことなど、マイナスと思われる要素もあるにはあるけど、まあそれも「原田シェフの家にお呼ばれしたみたい」と思って、プラスに考えることもできそうです。

サービスも慇懃とは正反対の、清潔さとフレッシュさを感じされるもので、かつフレンドリーすぎず心地良い。
もちろん、皿のサーブのタイミング、目の行き届き加減、どれも文句をつける余地なし。
水色のジャケットとクリームのパンツは、まるでリゾートホテルのようだけど、ある意味、この店のポリシーの象徴のようにも思えます。

ひとつしくじったと思ったのは、帰りに次回の予約を入れてこなかったこと。
常連は、帰りに次回の予約を入れていくことを怠らないとか。こうすれば、約3ヶ月後には、必ず席が確保されるのでしょう。
で、3ヶ月なので、その度に「季節のメニュー」を頼めば、永遠にフレッシュなアロマフレスカを楽しめるというわけです。
もし行けなければ、別に誰か他の人に予約を譲ってもいいし、キャンセルしたっていいわけだし。そうやって“チェーン・アロマフレスカ”を維持していってもいいと思わせられるくらいの、揺るぎない魅力を持った良店でした。

考えてみると、トラットリアやピッツェリアばっかりで、ちゃんとしたトウキョウのリストランテなんて、ピンキオーリくらいしか行ったことがない気がするけど、こういう店と同時代に生きていることができてシアワセです。

ワインは結局、すべてグラスで頼み、二人で9杯。
しめて \45,000也のお勘定は高いけれど、料理のレベルと得られる優雅な時間とを考えれば、そのパフォーマンスは限りなく高いといえると思う。

行ってみれ(冬にみんなで行くか!)
心からお薦めします。

テーマ : おいしい店紹介
ジャンル : グルメ

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プロフィール
★物心ついた頃から「お子様ランチ」を頼まない子どもだったことを、なぜかよく覚えています。 小学生の頃、デパート好きの母に連れられてよく入った新宿伊勢丹最上階のレストラン。グラタン、ハンバーグ、海老フライ、シチュー、コーンポタージュスープ、パフェにプリンアラモード‥‥‥和洋中甘、何でもありの夢のような場所。お子様ランチでなく“単品メニュー”を頼みたいと言ったら、母は驚きながらも喜んで聞き入れてくれて。運ばれてきた料理を残さず食べたら、また喜んで。そのときの情景は、母の笑顔とともにハッキリと思い出すことができます。食の原体験。 それから40年近く。自分なりにせっせと食べ歩いてきた「これまで」「今」そして「これから」‥‥‥そんなことを書き綴りながら、きままな食探しの旅を続けていこうと思います。

yosuke_9280

Author:yosuke_9280
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  1.0       ~2,000円‥‥庶民派
  1.5  2,000~ 5,000円‥‥サイフにやさしい
  2.0  5,000~ 8,000円‥‥普段はココまで
  2.5  8,000~15,000円‥‥今日はリッチに
  3.0 15,000~25,000円‥‥高級店
  3.5 25,000円~‥‥‥‥‥‥一発勝負!

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